醤油のうつわ、石のうつわ ― おしょうゆ焼き+マントル直結焼き ― 松井利夫 + 上田篤 + 中村裕太 2014年12月9日(火)-12月14日(日)
おしょうゆ焼きとは小豆島の土と醤油かすをブレンドした土で
作った器に釉薬の代わりに醤油を塗って焼成した火色を楽しむ
焼物です。
マントル直結焼きとは世界的に希少なマントル直結安山岩
(小豆島産)を釉薬に仕立てた美しいオリーブ色に発色する
焼物です。
今回は小豆島が産する醤油と石を原料に作った焼物と
島の人々の ”ひと夏の島の思い出” をお披露目したいと思います。
(一同)
*この展覧会は「アート小豆島•豊島2014 小豆島醤の郷+坂手港プロジェクト
観光から関係へ」のなかでこの夏催された「馬木の寺子屋“民藝の時間”」
http://relational-tourism.jpでの一連の取り組みの報告を兼ねています。
*この研究は京都造形芸術大学の特別研究助成によっておこなわれているプロジェクトです。
醤油のうつわ、石のうつわ 「 マントルタイル 」
松井 利夫 MATSUI Toshio 陶芸家。
1955年生まれ。京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学。エトルリアのブッケロの研究を行う。帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の始源の研究を行う。第40回ファエンツァ国際陶芸コンクールグランプリ受賞。第1回ALCOA国際コンクール第2位。第17回ミラノ・トリエンナーレ招待。第3回、5回京畿道世界陶磁ビエンナーレ招待。著作に『芸術環境を育てるために』(共著、角川学芸出版2010)、『失われた身体を求めて』(共著、角川書店、1999年)、『陶 vol.47松井利夫』(京都書院、1992年)など。現在、京都造形芸術大学教授、国際陶芸アカデミー会員。
上田 篤 UEDA A tsushi 建築家。
1972年大阪府岸和田市に生まれる。京都工芸繊維大学大学院博士前期課程修了。企業にて建築・地域・観光計画の仕事に従事した後、2005年un voice一級建築士事務所設立。空間に関するデザインやディレクションの他、通信手段を用いたデザイン教育の研究など多方面に活動中。建築やインテリアの設計の他、「信楽まちなか芸術祭」(2010年信楽)や「一汁一菜の器プロジェクト」(2011年~)などのアートプロジェクトにも関わる。著書に『図形ドリル』(単著、学芸出版、2012年)。現在、京都造形芸術大学教授。
中村 裕太 NAKAM URA Yuta 陶芸家。
1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。京都精華大学、京都造形芸術大学非常勤講師。「建築工芸」という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行なう。最近の展示に「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」森美術館、2013年など。またapplied arts(応用芸術)としての工芸を作り手の視点から読み解き、その制作の方法を探っていく「APP ARTS STUDIO」という教育プログラムを運営。
醤油のうつわ、石の器 ―おしょうゆ焼き+マントル直結焼き―
醤油のうつわ、石の器 会場風景
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
2014/12/09(火) 00:44:17 |
展覧会情報
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