10/27(火)~11/8(日) 10/30(月)休廊
ふくもと しほこ・スターライトショール展
イタリアのエトロ社とのコラボレーションによるオリジナル・ショールを今春発表しました。
反響もよく、来春にむけても注文をうけ製作しています。
この展覧会では試作なども含めいろいろと楽しんで染めてみました。
ショールは、肌に触れ、風になびき、動きにゆれ、お洒落を効果的に演出します。
かろやかな一枚の布ながら、最も敏感に現代感覚を要求されるものだと思います。(福本)
近年のおもな活動
2009
福本潮子展ー日本の土着布を染める(東京日本橋高島屋ギャラリーX)
2008
BLUE(Textile Museum/ワシントン)
COLLECT (The Victoria & Albert Museum/ロンドン、'07 '06も出品)
2007
Indigo: A Blue to Dye for(The Whitworth Art Gallery /マンチェス ター)
茨城県つくば美術館企画展―素材×技術から構造へ(茨城県つくば美術館/つくば)
開館30周年記念展「工芸の力-21世紀の展望」(東京国立近代美術館工芸館 /東京)
2006
Japanese Crafts (Galerie Besson/ロンドン)
2005
Expressies in Indigo, textielkunst van Fukumoto Shihoko (WereldmuseumRotterdam/ロッテルダム)
個展(Bellas Artes Gallery/サンタフェ、'01, '98, '95も開催)
2004
第三届国際繊維芸術双年展(上海応用技術学院/上海、金賞受賞)
福本潮子「天空の茶室-立礼の席」(山口県立萩美術館・浦上記念館/萩)
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
2009/10/26(月) 13:15:08 |
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ギャラリー恵風で開催させて頂いたグループ展で出会った二人です。
大学四回となり、共に作品と向き合いつつ、それぞれ見つめていくものがあります。
ご高覧頂ければ幸いです。(木村/夛山)
木村まどか
風景、人、動物や植物…周囲にあるものが好きという事を大切に意識するようになりました。
自然と興味の湧くもの、側にあるものは、思っている以上に大切で、失いやすいのだという事を胸に描いています。
1986 東京生まれ
2006 京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース入学
2008 「三人展」 ギャラリー恵風
「画心展」 京都府立文化芸術会館、銀座洋協ホール/画心賞
2009 「めばえー学科優秀作品選抜展ー」 ギャルリ・オーブ
「木村まどか×夛山祐子ー二人展ー」 ギャラリー恵風
夛山祐子
いつからか生きていることを考えるようになった。
分裂していきそうな自己を繋ぎ止めることに必死だった。
私は一体何者なんだろう。
抑えきれない生命力を画面に!
魂の行方は何処に?
生きてたって死んでたって魂はそこに在る。
いま、私という存在を確認する。
1986 奈良生まれ
2006 京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース入学
2007 「LOOP展」 ギャラリー蔵
2008 「三人展」 ギャラリー恵風
「画心展」 京都府立文化芸術会館、銀座洋協ホール
2009 「木村まどか×夛山祐子ー二人展ー」 ギャラリー恵風
<NEXT EXHIBITION>
10月27日(火)~11月8日(日)11/2(月)休廊
ふくもとしほこ スターライトショール展 -藍・絞-
テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
2009/10/19(月) 10:30:07 |
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「布の作家」田中千世子と「土の作家」武田浪から、二人展に注目してほしいと頼まれたのは、あるシンポジウムの時だ。そこで私は、現代の美術工芸も「玩物喪志」に気を付けたい、と話したのだった。
陶芸がクレイ・ワークと言われたり、染織がテキスタイル・アートと言われたりしながら、素材は土であろうと布であろうと伝統的な分類を超えて、現代造形としての表現を目指す気運が起こってから数十年。その勢いが、いまは世界のどこを見ても、やりきれない不況の中で失速している。田中さんも武田さんも、そんな現状に黙っていられない心境から、それぞれの「志」を確かめ合うことになったと思われる。
過去の実績では静かに問いかけるようだった田中さん、熱っぽく叫ぶようだった武田さん、二人の異なる個性が同じ空間の中で、どのような現状批判を、あらためて集約できるだろうか。
美術評論家 吉村 良夫
武田浪 TAKEDA Rou
私の内部表現は、時の境界を取り払い過ぎゆく、
一刻から次ぎの一刻への移動の瞬時を思考する、
誕生・存在・死・過去・現在・未来と結びつき
「ない」ものから「ある」ものとなって存在する。
1942年大阪生まれ。1963年近畿大学理工科学部金属工学科中退。
1964年東 憲に陶芸を学ぶ。1969年渡米。セラミックデザイナーとして永住権獲得。ロサンゼルスにて作陶。1975年在米の八島太郎画伯に師事。1977年帰国。滋賀県近江舞子に築窯。以後京都を中心に各地で個展、グループ展を開催。加古川市の職員会館、常住寺、斎場の陶壁作成。沖縄の本部記念病院の陶板等を制作。
田中千世子 TANAKA Chiyoko
私はこれまでに、泥染の布シリーズ、刷られ擦られた布シリーズ、擦られた織物シリーズ、浸みゆく黒シリーズ、袈裟シリーズなどの仕事をしていますが、今回はその中の“泥染の布シリーズ”(1983~2008)を見ていただきます。
私にとっての「土」とは、物質性の時間化―悠久の時を経て風化した結果としての土であり、「泥染」とは、この土が布に浸みゆく過程そのものと把えて、泥染された布を、時間性の空間化―可視化されたものと考えています。私はこの様に,時間性の空間化を、また同時に、空間性の時間化をもくろんで、私の感性の表現の場としています。
1941年東京生まれ。1965年京都市立美術大学工芸科染織専攻科修了。
1988年第6回国際テキスタイルトリエンナーレ展(ウッジ中央染織博物館.ポーランド)銅賞、1993~1994年Focus on Fiber Art(シカゴ美術館.アメリカ)1998~2001年Structure and Surface(ニューヨーク近代美術館.アメリカ.他)2001年Textural Space(ブライトン美術館他.イギリス)2008年Benno feeling his way(セントラル美術館.オランダ)A snow entitled Celebrating Kyoto(ボストン美術館.アメリカ)。
テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
2009/10/05(月) 10:47:38 |
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